2015年12月8日火曜日

電子黒板導入小中学校約60%が活用難にあえでいる

学校での授業をスムーズにさせる教育ICTですが、その代表的なアイテムとして色んな学校に配置されているのが電子黒板です。しかし、この電子黒板は全国の小中学校にかなり導入されているのにも関わらず、このうち60%を超える学校で上手く活用がなされていないと言う事実があります。

これは電子黒板の機能そのものがまだ覚えられないと言う問題もあるのですが、教師によっては分かりやすく説明することをむしろ電子黒板で出来ないと言うジレンマを抱えることもあるようです。また、もう1つの大きな原因としてICT支援スタッフを十分に配置できていないと言う現状もあるでしょう。

電子黒板は年輩の教師にとっては難解なことも否めず、今まで長年の教え方は問題が無いのですが電子黒板でそれを体現出来ないと言う課題が非常に重くのしかかっていると言えます。しかし、その反面若い教師にとっては経験の無さを電子黒板のビジュアル機能で生徒に理解させる利便性があるようです。

始まったばかりの電子黒板活用。教育にITツールが活用されること事態重要なことですが、教育の本質をゆがめてまで導入する必要はないでしょう。
逆に、教育理念が確立され、電子黒板が必要だと判断できれば、導入すべきで、今は順番が逆になっているのが事実です。

2015年7月8日水曜日

シャープが提供する電子黒板『STUDYNET(スタディネット)』のタブレット連携の評判はどう?

かつてアナログが一般的だった黒板、しかし今は電子黒板が急速に導入され始めまして、本来黒板とは全く関連の無かった家電業などが続々参入しています。その中でもシャープが提供している電子黒板『STUDYNET(スタディネット)』は、導入台数はそれほど多くないようなのですが導入した教育機関などからすこぶる評価が高いとされるのです。

それは、生徒にとにかく書かせることに執着した作りになっていることでして、電子黒板に生徒全員が書いたことが比較表示される面白い仕組みがあります。

これは、自分が書いたものだけでなく他の生徒が書いた内容を一緒に見て比べることで他の生徒の価値観が理解出来たり、どのように他の生徒とコミュンケーションに生かせるかなどを自己分析出来たりする機会が生まれやすいと言えるでしょう。

多くの電子黒板においては教育の効率性を高めることに重点が置かれているようですが、電子黒板でありながらも手書きにこだわる姿勢は非常に称賛に値します。

電子黒板の導入学校事例-佐賀県みやき町立中原小学校-

佐賀県にある三養基郡みやき町では、町全体で電子黒板導入事業を進めて今ではすべての町立小中学校に導入されています。もともと、教育を充実させて人口を増加させると言う指針にて行われたのです。

その中の町立N小学校では、どんな離れた席の生徒でも見られるように教室には84型の非常に大きい電子黒板が利用され、子供たちの物事の説明力について大きな向上が見られると言います。

元々性格的に内向的な生徒は前に出て発言するのさえも大変でしたが、電子黒板を併用することで物怖じせずに説明が出来ると言う結果を生み出したのでしょう。

この学校では電子黒板を導入したことで、非常に大きい教材を導入しやすくなったとされます。ある程度小さなデータでも電子黒板で自動的に拡大できることで、教師の教材作成に掛かる事務量が大幅に低減できたと評価しているのです。

また、驚きなのは体育の授業でも生徒の運動状態を見るために84型の電子黒板を採用していると言うことでして、通常の頭脳学習以外にも役立てているのが特筆に値します。

2015年7月1日水曜日

電子黒板の導入学校事例-滋賀県・学園-

滋賀県ある学園は中高一貫校でして、平成21年度の早期から国の補助金を使ってすべての一般教室に電子黒板やプロジェクターを先進的な学校です。しかし、タブレットとの連携はまだ完全に進めてはおらず、生徒がペンでしっかりノートを取る作業を重視しています。

この学校で採用しているのはプロジェクターと一体化した電子黒板でして、プロジェクターで教科書を移しながら電子黒板に映すことが出来るのです。これにより、生徒は教師の教科書の中の訂正や指示などを電子黒板から理解することも出来るでしょう。

電子黒板とプロジェクターの一体化は、教師は普段使う独自開発した電子教卓で行われています。教師が生徒に教えやすく、そして生徒も教師の指示を分かりやすく見られることを最も重視しているのです。

このように電子黒板と言うデジタル機器を導入しながらも、きちんと生徒自身で自主的に覚えるように授業を進めているのが大きな特徴となっています。

2015年6月30日火曜日

電子黒板の導入学校事例-京都府・小学校-

京都にある小学校は、平成18年に設立された比較的新しい小中高一貫校の1つです。私学であることもあって電子黒板を全ての教室に備えています。この学校が積極的に電子黒板を導入して教師側が切に実感しているのは、生徒がIT機器を使った授業では非常に集中力を持って学習に取り組む点です。

また、この学校ではすべての通常の授業に電子黒板を取り入れている以外に頭の体操の時間(10分)を1日に3回取っていて、子供たちに柔軟な頭脳を養わせるように英単語の学習や算数の復習などをピンポイントに入れていて最大限に電子黒板を活用している格好になります。

生徒もタブレットと連携することで学習する楽しみを感じながら進められるようで、その背景には電子学習の教材自体も教師がプレゼン用のソフトなどを使うことで子供たちによる親しみを持たせるような努力を各教師が行っているのが大きな特徴となるでしょう。

それでも、教師陣もまだまだ電子黒板の機能を完全には使いきれていないので使用方法を勉強中とのことです。

2015年6月29日月曜日

電子黒板の導入学校事例-北海道小学校-

小学校でも積極的に導入されている電子黒板ですが、北海道にある小学校では理科の授業にて画期的な使い方を進めています。実は予め加工されたFLASH動画を用いて、理科の授業の説明を非常にスムーズに行わせているのです。

例えば振り子を振ってどうなるかという実験を説明する場合に、実験前の振り子の状態・実験の様子・実験後の結果などを適切に生徒に電子黒板でビジュアルにて見せています。

さらに、振り子の実験を行う場合に実験の結果の誤差が発生しやすいポイントなどを同じくFLASHの動画を使って説明していて、振り子実験そのものの意義を的確に生徒へ分からせる工夫を行っているでしょう。

現在、電子黒板で教科授業を行う際にビジュアルにて理解力を高める際に役立つ各種のFLASH教材がダウンロードでき、教師側も生徒に教えるための教材作りが大変効率的になるので電子黒板のニーズがどんどん高まって行くことがこの小学校のケースからも大きく予想できます。"

2015年6月22日月曜日

日立の電子黒板『StarBoard』におけるタブレット連携についての評判は?

日本全国の教育現場にて急速に進んでいるデジタル化、その一環で従来のアナログ黒板から電子黒板への移行が進んでいます。その電子黒板でも多くの学校で採用されている日立の『StarBoard』を例に挙げますと、色々な製品スペックが存在していているのが大きな強みのようです。

また、先生や生徒両方にも使いやすい操作性とタブレットとの連携を通じて、遠隔地での画面共有も安定した働きを見せる点が大きな評判を呼んでいます。今では学生もマイクロソフトのOfficeを使いますので、データをそのまま電子黒板に導入できることも大きなメリットとなるでしょう。

ただ、今後は学校教育だけでなくて齢者を含めた生涯学習に取り入れられることが想定されていますので、StarBoardのような150万円を超える高価格帯では普及に大きな障害となって行くのは否めません。そのため、他社メーカーでもニーズの高さに注目して、低価格でありながらもStarBoardに遜色のない製品の普及が期待されていると言えます。

2015年6月2日火曜日

パソコンからの取り込みも可能

インタラクティブホワイトボードは、パソコンとの供給も可能になっているので、パソコンで設計図を製作し、電子黒板で説明をするという方法もできます。特に大企業では大勢で会議をすることも多く、インタラクティブホワイトボードが1つあっても、全ての人が画面を見ることができる位置に座れるとは限りません。目の悪い人は画面がぼやけてしまう位置に座ることもあるでしょう。
そんなときにはノートパソコンを利用して、目の悪い人も簡単に詳細を知ることができるというメリットもインタラクティブホワイトボードにはあるのです。会議では会社の重要な点を話し合う場合や、社運を賭けた開発を行うこともあるでしょう。
そんな重要な会議でしっかりと内容を把握するためにも、インタラクティブホワイトボードとパソコンの共有は必要不可欠です。しかも1つだけではなく、多数の図面や説明内容などを保存することもできるので、インタラクティブホワイトボードとパソコンがあれば、どのような会議であっても問題なく使用できます。

2015年5月31日日曜日

線のズレもほとんどない

一般的な電子黒板の場合には、ペンで直接何かを書こうとすることで、若干ズレが生じてしまう場合があります。なぜ線にズレが出てしまうのかというと、液晶パネルを保護するために取り付けられている硝子に厚みがあるからです。保護しないで液晶パネルを丸出しにするわけにはいきませんので、若干のズレは仕方がありません。
しかし、インタラクティブホワイトボードであれば、液晶パネルを保護するガラスが薄く丈夫に作られているので、ほとんどズレが生じなくなっているのです。普通に文章を書くのであれば、多少ズレても問題はありません。ズレるとは言ってもほんの2ミリや3ミリ程度なのですが、インタラクティブホワイトボードの場合にはほとんどズレないと言っても過言ではありません。
特にグラフや図形を書くときには、多少のズレであっても問題になってしまうことがありますし、企業で使う場合には僅かなズレでも致命的になる可能性もあります。会議で来客に詳しく説明するためにも、ほとんどズレがないインタラクティブホワイトボードがおすすめです。

2015年1月31日土曜日

電子黒板の種類と比較

近年、教育現場で使用される事が非常に増えてきている電子黒板ですが、一口に電子黒板と言ってもいくつかの種類が存在します。プロジェクターにユニットを接続してスクリーンに投影するユニット型のタイプ、プロジェクタに接続してスクリーンに投影するボード型のタイプ、ディスプレイに機能を加えた一体型のタイプの3種類が存在します。明るく鮮明な画面で、黒板ですから当然書き込みも出来ますし、電子黒板の場合は画面を保存するという事も容易に可能になっています。電子黒板にはこの様に3種類ある訳ですが、それぞれに特徴があるので利用の用途に合ったものを利用する事が大切です。それぞれの比較で言えば、ユニット型ではその方式ゆえに移動が容易であるという事と、画面の大きさが特徴になります。ボード型タイプは画面サイズが豊富に用意されているので利用の環境に合わせたサイズを選択する事が出来るので、予算に合ったものを選べます。一体型のタイプは一体型である事から、最も準備が容易であると言えます。また、画面も鮮明でキレイなのが特徴となります。しかし、重量が重たいので移動が大変なのがデメリットと言えます。電子黒板は様々な種類を比較して検討する事が大切です。

2015年1月29日木曜日

電子黒板の比較のおすすめについて

みなさんは、電子黒板についてどのくらいご存知ですか。このことについてなら、利用したことがあるので詳しく知っている、という方もいらっしゃることと思います。または、興味はあるけれど詳しいことは知らない、名前は聞いたことがあるけれど、利用したことがないのでよくわからない、という方もいらっしゃるのではないかと思われます。 そもそも、電子黒板とはどのようなものなのか、これから説明していきます。電子黒板は、電子情報ボードと呼ばれることもあります。電子黒板は、パソコン上の画像などをディスプレイに映し出して、ディスプレイで直接画面を操作して、絵や文字を書き入れたり、動かしたり、拡大・縮小をしたりすることができます。 電子黒板は、大きく分けて三つの種類があります。その三種類とは、ユニット型、ボード型、一体型となります。それぞれ機能に特徴があり、利用する場面に応じて考慮する必要があります。 ユニット型は、大型のディスプレイに組み合わせたり、プロジェクタに接続して使用することができます。ボード型は画面のサイズが豊富にあり、大きいサイズもあるので、遠くからでも画面がよく見えます。一体型は、プロジェクタが一体化しているので準備に時間をかけずに済みます。それぞれの特徴をよく比較して、利用することをおすすめします。

2015年1月27日火曜日

適した電子黒板を比較して選ぼう

世界中で普及し始めている電子黒板は日本でも学校や学習塾が取り入れ授業を行うケースが増えてきました。最近では学校だけでなく会社でも使用されるケースも増えてきています。ぜひうちの学校にという方はまずは様々なタイプがありますのでこれらを比較して、購入検討をお勧めします。電子黒板は大きさ、形などが多様にあります。どこでどんな時に活用するのかをよく考えて選びましょう。型は主に四タイプに分かれます。ホワイトボードに近いボード型は画面が大きいので一番後ろの席からでも見やすく、広い教室には最適です。この他にプラズマテレビに対応し、複数の端末とつながれるテレビ型、プロジェクターで投影でき、持ち運びがもっともしやすいユニット型、最近普及し始めており、小さくて軽く、生徒一人ひとりが書き込みが出来るタブレット方があります。これらはサイズなどによって価格がピンからキリまでと幅広くあります。それぞれの型の特性を活かして適切なものを選び、インターネットで価格比較をしてお得なものを選ぶと良いでしょう。電子黒板を利用することで画像挿入や書き込み、さらに保存やコピーをして配布が出来るなど、あったらいいのになと思っていたことが簡単に行える時代になりました。より判りやすく子供たちに伝えることが出来るこの電子黒板を活用することで勉学向上に繋がります。ぜひこの機会にご検討ください。

2015年1月25日日曜日

教育現場での電子黒板・タブレットの活用事例

近年IT社会になり、企業だけでなく小学校などの教育現場などで電子黒板・タブレットを活用することが当たり前のようになりました。子どもたちは電子黒板・タブレットをおもちゃ感覚で使用しながら学習に生かしているのだろうと思いますが、実際はどうなのでしょうか。活用事例を見てみましょう。とある小学校では、これらを選定するにあたって電子黒板なら大画面で見やすいものを、タブレットなら高速で使いやすくするため高性能CPU搭載のものを基準としたそうです。また、これまで先生方はノート型パソコンから電子黒板やタブレットに移行するにあたって、操作性に慣れてもらうためにPC内蔵のタイプにすることで電源を入れるだけですぐ使えるという、今までどおりの使い方で不安や手間を解消することができました。そのほかには、高性能で使いやすく外部のディスプレイやUSBメモリ等にもつなげられ、セキュリティー面でも安心できることも重視されました。実際の活用事例としては、タブレットで子供たちがカメラで撮影したた写真を発表する際にもモチベーションが上がりました。電子黒板で、普段の授業ではなかなか伝えられない視覚的な情報を伝えることができるようになりました。

2015年1月23日金曜日

教育現場におけるタブレットや電子黒板の活用事例などについて

時代とともに、さらなるIT化が世の中では進んできておりまして、教育現場におきましても、これらの技術が導入されてきているのを見かけるようになってきています。例えば、電子黒板やタブレット端末の導入もそのひとつでして、動画や画像なども自在に活用することができるようになっておりますので、先生側にはとても使いやすく、さらに生徒側にはとても分かりやすいというメリットがあるのではないかと思います。電子黒板を用いることによりまして、チョークの粉の問題なども気にすることもなく、黒板に文字を書いている時間なども短縮することができるようになってきます。さらにグループ学習などでタブレット端末を生徒に使ってもらうことによりまして、早いうちからこうした情報通信機器端末の使い方を覚えるようなことにもつながってくるのではないかと思います。こうした試みと申しますのは、小学校や中学校の義務教育の段階から導入されているようでして、大学などにおきましてもEラーニングなども含めまして、これらの技術が活用されているように見受けられることがあります。これらの活用事例につきましては、オンライン上の電子黒板や教育用のタブレット端末の関連情報などをご参考になさってみますと、その詳細がよく理解できるようになってくるのではないかと思います。

2015年1月20日火曜日

電子黒板使用に対する満足度

電子黒板を利用する回数が多い教科は、国語、算数、社会、理科、英語の主要5教科であると言われています。特に小学校では算数の授業で44%、中学校では理科34%、高校では国語での使用が多いという結果が出ています。電子黒板を使用しての満足度としては、画面の見やすさ、タッチパネルの操作のしやすさは満足しているという意見が非常に多い傾向があります。しかし授業前の準備のしやすさに関しては不満に感じている教員が非常に多いです。電子黒板本体やソフトウェアの起動に時間がかかったり、電子教材の種類が少なく授業内容を考えるのに時間がかかってしまったりするケースも多いようです。また電子黒板使用に対する教員へのサポート体制も不十分な教育機関が多いのも現状です。教員によってはどのような授業を展開していけばよいか分からないので、電子黒板の使用をためらってしまう場合もあるのです。今後授業の効率化を図る上で、電子黒板は必要不可欠なツールになってきますので、教員への指導にも重点を入れる必要があるでしょう。

2015年1月19日月曜日

電子黒板の導入でも教員への負担は減っていない現状

電子黒板がいまだにあまり普及していない現状は、電子黒板の導入数が少ないことに原因があるでしょう。可動式の電子黒板を共有して使用している場合には、事前に設置する必要があり、手間がかかってしまいます。また階の違う教室への移動はなかなか難しく、エレベーターがなければ不可能な場合もあるでしょう。毎回教室まで運んで設置しても、キャリブレーションと呼ばれるペンの位置合わせをしなければなりませんし、教員への負担は従来の黒板を使った授業よりも増えてしまうこともあるのです。教員の授業への負担をなくすことも1つの目的として組み込まれているはずなのに、実際のところは教員にとって手間になってしまい、なかなか積極的に電子黒板を使用しようという教員が増えてこないようです。また授業で電子黒板を使うばあいには、授業前に休み時間など、時間的な余裕がある1、3、5時間目への使用が集中して行われているようです。今後は1教室に1台の導入で、時間を気にせず電子黒板での授業を行うことができるでしょう。

2015年1月18日日曜日

電子黒板を使用する教員の意識調査

電子黒板の普及が進められている一方で約7割の教員が電子黒板を使用したことがないというアンケート結果が出ています。興味はあっても電子黒板を使う機会がないと言う教員もおり、今後使用の意向を示している教員は4割に及ぶと言われています。電子黒板の台数が十分に増えて、1教室に1つ設備できれば使用率はさらに上がる可能性は高いでしょう。現在の台数では、教室移動をして電子黒板を設置し、授業を開始しなければなりませんので、効率よい授業ができる点がメリットである電子黒板が、かえって面倒になるケースが多いのです。電子黒板を利用する教員でも、使用頻度は2~3ヶ月に1日程度であり、学期に1階程度しか使用していないというケースも多いようです。逆に積極的に1週間に1回以上使用する教員もあり、教員ごとによって使用頻度に大きな差が生じていることもわかりました。今後は電子黒板の導入と同時に、積極的に活用する教員をさらに増やしていく必要があるでしょう。

2015年1月17日土曜日

電子黒板を使用する教員の意識調査




電子黒板の普及が進められている一方で約7割の教員が電子黒板を使用したことがないというアンケート結果が出ています。興味はあっても電子黒板を使う機会がないと言う教員もおり、今後使用の意向を示している教員は4割に及ぶと言われています。電子黒板の台数が十分に増えて、1教室に1つ設備できれば使用率はさらに上がる可能性は高いでしょう。現在の台数では、教室移動をして電子黒板を設置し、授業を開始しなければなりませんので、効率よい授業ができる点がメリットである電子黒板が、かえって面倒になるケースが多いのです。電子黒板を利用する教員でも、使用頻度は2~3ヶ月に1日程度であり、学期に1階程度しか使用していないというケースも多いようです。逆に積極的に1週間に1回以上使用する教員もあり、教員ごとによって使用頻度に大きな差が生じていることもわかりました。今後は電子黒板の導入と同時に、積極的に活用する教員をさらに増やしていく必要があるでしょう。

2015年1月16日金曜日

電子黒板導入の実態

国では義務教育現場への電子黒板の導入を進めるために、2017年度までに電子黒板を1教室に1台配備することを目標に掲げています。教育のICT化を推進するために、2014~201年度の4年間で6712億円もの地方財政処置が講じられているのです。2013年度の現状では、電子黒板は前年に比べると1万台は増えているものの
1校につき2~3台程度であり、1教室に1台になるまでにはまだまだ時間がかかるとお言われています。実際1教室に1台なければ、電子黒板のある教室にわざわざ移動をして授業を受けなければなりません。また全校生徒で2~3台の電子黒板を使うとなると、電子黒板の授業を受けられる回数は極めて限られており、効率のよい授業をするためにはまだまだ課題がたくさんあるという現状でしょう。また実際に授業で使用したことがある教員というのは3割程度と言われており、使用した経験がないという教員が7割にも及ぶという結果が出ています。電子黒板の設置の普及も重要ですが、教員の指導に関しても進めていかなければなりません。